⛩️伊勢旅行記 2⛰️

 

2日目

家族みんなが少し早めに目が覚めて
朝の澄み切った空気の中
内宮へ

 

五十鈴川を渡ると空気が変わるのは
きっと気のせいじゃないと思う

 

宇治橋を渡り終えてすぐ
正面を見ると
一本の桜の木が

春霞のグレーの空に淡いピンクが映えて
美しかった

神苑の芝と松もあまりに美しくて

この場所が
長い歴史の中で
沢山の人々の
この場所への切実な想いと信仰によって
この清らかさと荘厳さを守っているということを
実感して感動しました

 

すでに胸がザワザワしながらのんびり散歩する時間は
なんだか特別で
これまでにない感じ

 

木々の間から差し込む朝日に気を取られ
ゆっくりゆっくり歩いていたら
いつのまにか正宮の真ん前に立っていました

 

一歩、石の階段に踏み込むと
正宮の白い布 御帳がふわりと真上まで上がって
その向こうが全て見えました

「よくきたね」
ってそう言われている気がして
涙が止まらなくなってしまった

 

お参り中も時折ふわりふわりと舞い上がる御帳が
美しいし
なんだか神様に

いらっしゃいって言われているようで
嬉しいやら
涙で、なんだかよくわかんないやら

 

日本人の「心のふるさと」とは良く言ったもの

本当にそう

 

今こうして思い出すだけで
うっとりと癒される

 

こんな風に大切に思える場所を

知ることができたことが幸せです

 

私は多分
また再び、時折
伊勢神宮にご挨拶に帰ると思う

ありがとうって言いに